年齢によって大きな差の出る診療放射能技師

診療放射能技師とは、医師や歯科医師の指示を受けて放射能を使用する機器を使って検査や治療をしていく仕事です。
病院や歯科医院で使用される機器の中にはレントゲンやCTなどの放射線を使用する機器が多く含まれていいます。

これらは高度な医療を実現するためには不可欠なものですが、同時に一歩間違うとひどい健康被害を作り出してしまうものでもあります。
ですので機器を取り扱うときには放射線について詳しく学んだスペシャリストに任されることになります。

診療放射能技師はそうした機器がある施設に必ず置かれることになっており、無資格者では取り扱いが許されていない機器を専門に扱っていきます。

しかしそうしたなくてはならない専門職である診療放射能技師ですが、収入ということで言うと決して高い額を平均的に受けることができるわけではありません。

一般的な病院勤務医での診療放射能技師の年収はだいたい450~550万円くらいとなっており、中堅会社員とだいたい同じくらいの水準です。
ただしこれはあくまでも平均値であり、同じ診療放射能技師であっても年齢や勤務年数によってはかなり金額が異なってきます。

年齢が高くなれば平均年収も上がる

診療放射能技師の年収は、若い20~24歳の時期が最も低くそれが年齢とともに次第に高くなっていくという特徴があります。
診療放射能技師として働くには国家資格試験に合格をしなくてはいけませんが、そのためには高校卒業後に最低3年以上の課程がある養成学校に行かないと受験資格を得ることができません。

つまり最短で勤務することができるのは21歳からということになりますが、この時期の診療放射能技師の年収はだいたい300万円程度と安い水準です。
これが30代になると平均額は400~500万円くらいに急激にアップをしてくるので、少しずつ余裕のある働き方ができるようになります。

診療放射能技師が取り扱う機器は非常に数が多く一人で取り扱いができるようになるまでは数年間がかかってしまうのでやはり若い時期は下積みとしてじっくり仕事をしていくと考えた方がよいようです。
しかしある程度経験ができてくると資格を活かした仕事ができるようになるので、年収1000万円クラスの職に就くことも夢ではありません。

平成26年度の資格別年収ランキングを見ると、診療放射能技師は第11位にランクインしておりこれは医療系資格では医師や歯科医師、薬剤師といった仕事に次ぐものです。

診療放射能技師としてのキャリアアップ

診療放射能技師は一人前になるまで時間がかかる資格ですが、実務経験を数年積むことで一気にキャリアアップをしていくことができます。
大病院においても検査部長などの管理職を狙うことができ、将来性という面でも非常に優れた資格であると言えるでしょう。

より診療放射能技師として高度な仕事をしていくことを考えるなら「医学物理士」という資格を取得することがおすすめになります。
「医学物理士」とは診療放射能技師の上位資格にあたるもので、放射線を使用する医療の現場において研究開発や教育をしていくことができるもので、マネジメントするという立場から放射線治療に携わっていくことができます。