企業内で勤務する保健師の年収

企業内にある保健室に勤務をするのが産業保健師です。
保健師の仕事は大きく3つに分類ができ、それぞれ「産業保健師」「行政保健師」「学校保健師」として区別がされています。

もともと保健師という資格を取得している人数が多くなく取得をしてもほとんどが看護師として仕事をしているのですが、上記三種類の仕事は必ず保健師の資格が必要というふうに定められています。

産業保健師とは特定の事業所や団体に所属してその内部で働く大勢の健康管理をするものです。
一定規模以上の工場やオフィスでは必ず産業医を設置することを労働安全衛生法によって義務付けられているので、その一貫として配置されることもあります。

平均年収で比較をすると、年収が高い順に産業保健師>行政保健師>学校保健師というふうになっています。
具体的な額としては産業保健師は約600万円、行政保健師は約550万円、学校保健師は約450万円という額がデータとして出されています。

なぜ産業保健師の年収は高いのか

データで見ると保健師資格を活かしたより高給の仕事ということでは産業保健師は一歩リードしています。
これは産業保健師という仕事が非常に特殊であり、また採用のためにはかなりの狭き門をクリアしなくてはいけないということが関係しています。

労働安全衛生法で設置が義務付けられていると書きましたが、そうした設置が義務となっている職場では軽々に人材が辞めてしまうという状況は望ましくないのでできるだけ良い条件で長く仕事をしてもらうようになっています。

また他の仕事では保健師は看護師を含め大勢の中で仕事をしていくことになるのですが、産業保健師は多くても1つの事業所に1~2人ということが当たり前でその分職務に関する責任は重くなります。

そうした専門性の高い業務をこなすためには先に保健師としての十分なキャリアがなければ厳しいので、産業保健師としてのキャリアをスタートさせる年齢が他の働き方よりもずっと高いということも年収の高さに関係しています。

一般向けに求人が出されることはあまりなく、知り合いからの紹介で企業から保健師として引き抜かれるか、もしくは医療系資格の人材紹介を専門に扱う転職サービスで非公開求人として扱われることがほとんどです。